一月ぶりのサックスレッスン
COLTRANEの CD五枚組みを3000円ぐらいで購入したので、レッスンに持参。
早速師匠が目に留めて、これが今3000円とは!と深い溜息をついた。昔大金をはたいて買ったんだよって。
五枚の中のAFRICA / COLTRANE LIVE 以外は 直ぐに聴いても良い曲だとわかる。
特にDUKE ELLINGTON は素晴らしい。
この中に時々練習している IN A SENTIMENTAL MOOD も入っている。
COLTRANE の LP TRANSITION から DEAR LORD を聴く。
美しいメロディが一音一音長く伸ばされ、ともするとリズム感を失いそうになるが、小節の頭がわかるようになることが大事。
また小さなうねり、大きなうねりの中で曲を捉える。
いつも曲を聴きながらリズム、うねりを感じようねといわれた。「のり」と「はまり」の感覚。グルーブというのかな。
DUKE ELLINGTON の CDの中にはドラマーが二人いる。
ELVIN JONES (麻薬がらみの無実の罪で日本に数年間滞留させられたらしい。
そのときに知り合った女性が妻となりケイコJONESとなる。
日本滞在中神様のような彼は色々な日本人に伝授した。
とにかく野性味あふれる、ゴリラのような烈しさとスピードともたり感の混在が素晴らしい。
もう一人は SAM WOODYARD で小気味良く正確な刻み。丁度板前が正確なまな板さばきを見せるようなドラム。
ELVIN JONES は兄弟揃ってジャズメンだが、上に トランペッターのSAD JONES ,
ピアニストの HANK JONES といういずれも素晴らしいジャズメンを兄弟に持つ。
SAD JONES は 若くしてなくなったが、ロックの全盛期に低調になった、
ビッグバンドを作り上げアメリカ東海岸のジャズを支えた。
NANCYという曲がBALLADSの中に入っているが、
これはフランクシナトラの娘にささげるために作られた曲。
COLTRANE と “Cannonball” Adderleyの二人の演奏がある。
“Cannonball” Adderleyはビルエヴァンスと競演している。
まず、COLTRANE
キャノンボールアダレイのNANNCYが無かったので
WALTS FOR DEBBY(DEBBYは姪の名前)
COLTRANE と ビルエヴァンスはマイルスのバンドに同時期に居たが、なぜか二人の競演はない。仲が悪かったのだろうか?
レッスンそのものは、正確で一つの音楽として成り立つようなスケールの練習。
そして IN THE SENTIMENTAL MOOD これは軽いタンギングをすることで直ぐにOKが出た。これにアドリブを少し加えたら良いんだろうな。コルトレーンの曲を聴いて少し耳コピしてみよう。