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ジャズ・テナーサックス奏者4傑 今日はソニーロリンズ


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ソニーロリンズ(1930年~

ウィキペディアを参考にしています。

誰もが知っているハード・バップの代表的奏者。
歌心に溢れ、リラックスできる演奏で名実備えた人気がありますね。

ロリンズは東洋思想・東洋哲学に造詣が深いだけでなく、自らヨーガの実践を今でも欠かさないそうです。

幅の広さと奥の深さは誰も真似ができない領域で、哲学者がサックス奏者になっている感すらあります。

ロリンズは現役で尚サックスを追求しています。
最近の日本公演は2010年10月7日東京国際フォーラムにてロリンズ80歳のときに行われました。

メンバーはボブ・クランショウ(b 78歳)、ラッセル・クロー(g)、コービー・ワトキンス(ds)、サミー・フィゲロア
その時のインタビュー

 

1950年はマイルスデイヴィスとの出会いの年でした。マイルスはロリンズのことを「彼は神じゃないのか?チャーリーパーカーのように吹いている」と認めた凄い出会いです。

1956年にリーダーアルバム「サキソフォン・コロッサス」で一躍有名に。
その中のセントトーマスは21世紀のコンサートでも演奏される存在感ある曲になっています。

St Thomas

1956年にははじめてジョン・コルトレーンと歴史的な競演をしています。

この時代の代表作は『ウェイ・アウト・ウエスト』『ニュークス・タイム』『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』『フリーダム・スイート』などがあります。

ヴィレッジ・ヴァンガードの夜 から「 Softly, As In A Morning Sunrise」

絶頂期にあった1950年代終わりに演奏を見つめなおすために突然活動停止に入る。

このような演奏活動停止はこの後も何度か訪れる。

1961年11月突然演奏活動再開。
演奏の場所が橋だったため、再活動後初のアルバムタイトルは「橋」となった。

「橋」より

Sonny rollins The bridge

このころから明るいラテン音楽の影響を受けるようになる。
例えば

Sonny Rollins – Don’t Stop the Carnival

1963年のニューポート・ジャズ・フェスティバルではロリンズ憧れのサックス奏者コールマン・ホーキンスと共演した。
共演のアルバム 「ソニー・ミーツ・ホーク」を発表しました。ロリンズにも憧れのサックス奏者がいるんですね。

SONNY ROLLINS .Lover Man

1968年の日本初公演でモヒカン刈りでステージに現れ、みんなを驚かせました。
彼はアフリカ系アメリカ人としてインディアンの抱える問題を考え突然モヒカン刈りになったそうです。

1968年精神修養のためにインドに出かけ、1969年秋再び演奏活動を停止します。インドではヨガの修行に励んだそうです。

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1985年、一時間近くに渡り、ニューヨーク近代美術館で無伴奏のサックス・ソロを演奏しました。これはライブアルバム「ザ・ソロ・アルバム」として発売されています。

THE SOLO ALBUM – SONNY ROLLINS(残念ながら削除されていました)

2001年9月11日、ロリンズは間近で「アメリカ同時多発テロ」に遭遇。

妻の支えによりこの大きなショックを乗り越え9月15日のボストン公演はキャンセルせずに行いました。この模様は2005年にライブ・アルバム「ウイザウト・ア・ソング(9.11コンサート」として発売されています。

 

 

Without a song (audio)

2007年カーネギーホールで演奏活動50周年記念公演を行った。
2005年に演奏活動縮小宣言しながらも2008年に再び日本公演を行った。

修行僧のような生きざまとマイペースな演奏活動などとても魅力的で物静かなロリンズの音楽は不滅です。

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