BUD POWELLを聴き倒そう②
今日の投稿は、哲学者の風貌が出てきた、みいちゃんに解説してもらおう。みいちゃん、よろしく
「はい、まかせてニャン」
BUD POWELLの最後の半生を描いた映画。 「ラウンド・ミッドナイト」 VHS仕様でamazonで1円で購入。安さに驚いたニャン。
映画ではBUD POWELLは デイル・ターナーという世界的サックス奏者として描かれているニャン。
この映画に出てくる主要な俳優の殆どが本物のジャズプレイヤー。ハービー・ハンコックが音楽監督となり自らもエディ・ウェインの役で出演している。 本物の音楽を聴きながら映画を楽しめるニャ~~ン。
VHSビデオで少しくたびれた映像を見た。実に地味な映画。ジャズに興味の無い人は途中で見るのをやめそうだニャハハハ~ン。
破滅型のジャズマン、デイル・タイナー(BUD POWELL)を演ずるのは、サックス奏者デクスター・ゴードンだニャン。
役者としてもなかなか渋い演技をしている。
主演男優賞候補に上がったのも伊達ではない。
BUD POWELLは1951年に麻薬をやり、その後精神病を発病し、
精神病院で電気ショック療法を受けさせられた。
この療法が影響して、BUD POWELLの腕は下落の一途を辿っていったニャン。
1958年のパリで物語りは始まる。
映画では、ジャズクラブで酒に溺れ。久しぶりに戻ったN.Yで
麻薬の売人が接触をはかる。その後まもなく彼は死去する。
BUD POWELLの精神病の診断名はわからないが、
不安定な精神状態と素晴らしい演奏のバランスが徐々に崩れてくる。
アルコール依存だったときには、立って演奏もできなかった。
しかし、一時期酒を断ち再起をかけていた。
だが最期はやはり、破滅型のジャズマンとして死を迎えたニャンニャ~~ゴ。
1958年。パリに行く少し前の録音。
既に絶頂期は過ぎてはいるが、素晴らしい演奏ニャンニャン。
COMIN’ UP