バイバイブラックバードにみるフレーズパターンを繰り返し練習する
サックスの楽譜に見る音の集合体を一つのまとまったパターン(フレーズ)として吹く
バイバイブラックバードをサックスで吹くときに、譜面通りに吹くのではなく、ジャズらしい休符とそのあとの音にアクセントをつけて
流れるよう音の集まりをつなげて滑らかに吹くことが重要です。
例えばバイバイブラックバードには、アドリブ以前に大事な、日本人には間違えやすいパターンがあります。
楽譜で示してみましょう。楽譜はそのパターン部分だけを書いています。
楽譜が小さいのでクリックすれば別窓が開き拡大されます。
上の八分休符で明確に音を切ると流れが途絶えてしまい、聞きづらい音になってしまいます。
あくまで連続したメロディーとして聞こえるようにしましょう。
この曲には大事なジャズらしいパターンが出てきます。
それがもつながって出てきているのが次の部分です。
上のメロディーに続く部分です。
3つの赤丸で囲んだ部分はそれぞれ音のパターンです。それらを流れるように吹いてこそ
曲としてまとまったものになるんですね。
[important] ウタッタ タタッタッター [/important]
オレンジ色の部分(ウ や ッ が休符)タの音はタンギングをしてアクセントを入れます。
まあ、こんな感じで「まずは声出してウタッタなど全メロディーを歌えないと」吹けません。
メトロノームに合わせて ウタッタタタッタと歌ってみましょう。
最後になりましたが、出だしを見てみましょう。
同じく ウは休符、タはタンギングをします。四分音符は二種類のタンギング。
最初のテヌートタンギングは発音的には「TO」で音を十分に保ちますが、
音のバランスを崩さないように、スムーズに行います。
[important] ウタウタタータ タータタ [/important]
次は、スタッカートのタンギングになっています。
できるだけ音を短くし「止めるタンギング」が重要です。
音のイメージとしては「ティッ」と歯切れよくです。
以上を注意しながら吹いてみて下さいね。