矢野沙織デビュー来年9月に10周年を飾るファン・リクエストアルバムをリリース
16歳でデビューして女性サックスプレイヤーの先駆者として、歩んできた矢野沙織
そんな矢野沙織が記念イヤーのスタートとして、ファンの要望を聞き、応えるという企画が完成。
寄せられたリクエストを元にレコーディングを行い、完成させた10枚目のアルバム「Answer」
その中にはどんな答えが用意されてるのか、ぜひ聴いてみたい。
矢野沙織の思い
今回はWEBと全国ツアーなどでアンケートをとった結果、「ウイスキーがおすきでしょう」などのTVCMや
ALL OF ME , MOON RIVERなどのスタンダードが沢山並びました。
これらの曲は演奏され尽くされた感のある曲なので、アドリブを少なめにして歌手のように歌い上げる感じで吹いています。
オリジナル曲「Answer」はファンキーなブルースでキャバレーっぽい感じに仕上げたかったんです。
日野皓正との共演
日野さんとは何度ステージを一緒にさせてもらって、フリー演奏は相当鍛えられました。
息子さんの日野賢二さんともよく共演するんですが、日野親子はすごいです。
共演した「A Night in Tunisia」では皆が全力でやるってエネルギーが感じられますね
そうです。フラジオが出せるようになったんです。楽器セッティングはコーン26Mを使って、マウスピースはブリルハートだったのでフラジオも出にくかったんですが、ある日突然音が大きくなってどこまでも高い音が出せるようになりました。
コーン26M
沖縄に移住してどうですか
私にとっては沖縄の音楽はとても暗いんですね。
底抜けに明るくはないともともと思ってたんですが。
安易に演奏はしないつもりでいます。
移住の影響はのんびりできることぐらいですね。
沖縄の風土に触れて開き直ったと感じますね。
この10年でデビュー当時と音楽の志向は変わりましたか?
全然変わっていません。ハリウッドナイズされているものは今でも嫌ですし。
つまり「はい、ここで泣いてください、ここで笑ってください」そんな風に人間の感じ方考え方を限定するような音楽は好きじゃないんです。
女性ボーカルはずーっと好きですよ。
憧れてる人には歌手が多くて、エイミー・ワインハウスやエスペランサ・スポルディング、ミシェル・ンデゲオチェロも好きです。
今後共演してみたいプレイヤーはいますか?
昨年亡くなったエイミー・ワインハウスとは共演したかったですね。
あとはメイシオ・パーカに会ってみたいです。
共演は絶対に負けるから会うだけにしたいです(笑)
エイミーワインハウス- AMY WINEHOUSE ( ジュセリーノ)