モダン・テナーの開祖3人が切り開いた発展ロード
1930年代のスイングジャズ以降、テナーサックスが重きをなしてきたようです。コールマン・ホーキンス、レスターヤング、ベン・ウェブスというテナーの3人が テナーサックスの発展の道を切り開いてきました。
コールマン・ホーキンス
Ben Webster (Tenor Sax) – Over The Rainbow
1940年代にはビバップその後のハードバップの50年代に花開く。ビバップテナーの原点はジーン・アモンズとワーデル・グレイのプレイにあった。地味なのだが、そこをみおとしてはいけない。
ジーン・アーモンズに大きな影響を受けたデクスターゴードンの偉大さは言うまでもなく、自身の世界を堂々と吹いて見せるゴードンの原点はジーン・アーモンズにあります。
ワーデル・グレイもデクスター・ゴードンとのコンビを組んだこともありましたが、麻薬が原因なのか荒野の中で遺体が発見されました。
強力なブローイングとブルージングな響きがほどよく溶け合ったスタイルが引き継がれやがてモダン・テナーのスタイルが生まれたと言ってもよいと思います。
スタンゲッツがボサノヴァのヒットで再び一世を風靡していた頃、フランクウェスやジェームス・ムーディが初期のハードバップの代表格といっていいでしょうね。
Forget The Woman – Frank Wess 1992
James Moody – “Body And Soul”
少々毛並みが違うが、アーネット・コブやバディ・テイトといったテキサス・テナーも初期のハードバップスタイルを体験した人達ではあるんです。
Arnett Cobb plus Lou Donaldson, Jimmy Ford & Calvin Owens (Live)- Take The A Train 1986
Buddy Tate – Paul Quinichette Quintet 1975 ~ Texas Twister